アフガニスタン「命を救う活動は時間との闘いに」国連事務総長

人道状況が悪化しているアフガニスタンをめぐり、国連のグテーレス事務総長は「現地の人々の命を救う活動は時間との闘いになっている」と述べ、国際社会に改めて協力を呼びかけました。

アフガニスタンでは、去年8月にイスラム主義勢力タリバンが再び権力を握って以降、政府の海外資産が凍結されたことなどから、経済が混乱し、多くの国民が食料不足に陥るなど人道状況が悪化しています。

国連のグテーレス事務総長は13日、アメリカ ニューヨークの国連本部で会見し、アフガニスタン情勢について「食べ物を買うために赤ん坊が売られ、病院は栄養失調の子どもであふれ、人々は暖をとるために持ち物を燃やしている。命を救う活動は時間との闘いになっている」と述べ、本格的な冬を迎え、人道状況が一層悪化していると指摘しました。

そして、医療や教育といった公共部門で働く人たちに給与を支払い、社会の機能を維持するためには、現金を流通させる必要があると強調し、緊急の人道支援策として、アメリカなど海外にあるアフガニスタンの資産の凍結を解除するよう、国際社会に改めて呼びかけました。

一方、タリバン指導部に対しては「アフガニスタン各地のオフィスや学校で、女性の姿が見られなくなっている」と指摘し、女性の人権を守るよう強く求めました。