12月企業物価指数 記録的高水準 1年間の伸び率 1981年以降最大

企業の間で取り引きされるモノの価格を示す企業物価指数の先月の速報値は、およそ36年ぶりの高さとなった去年11月に続いて記録的な高い水準となりました。
値上がりした品目が前の月からさらに拡大していて、企業の間で、原材料価格の上昇を販売価格に転嫁する動きが広がりつつあることがうかがえます。

日銀が発表した、企業物価指数の先月の速報値は、2015年の平均を100とした水準で108.7となり、およそ36年ぶりの高さとなった去年11月の速報値に続いて、記録的な高い水準となりました。

国際的な原油価格の上昇で、ガソリンのほか電気や都市ガスの料金などが値上がりしたことや、各国の経済活動の正常化に伴って鉄鋼などの素材に加え、業務用の豚肉や牛肉、それに漬物などの飲食料品も値上がりしています。

値上がりした品目は、全体の65%に当たる487品目と、前の月からさらに拡大し、企業の間で、原材料価格の上昇を販売価格に転嫁する動きが広がりつつあることがうかがえます。

企業物価指数は、前の年の同じ月を10か月連続で上回っていて先月の上昇率は8.5%と依然、高水準となっています。

この結果、去年1年間の企業物価指数はおととしと比べて4.8%上昇し、伸び率は比較が可能な1981年以降で、最も大きくなりました。