トルコ 感染過去最多も3回目ワクチン接種を条件に対策緩和へ

中東のトルコでは、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が連日過去最多を更新する中、トルコ政府は、3回目のワクチン接種を終えていることを条件に、濃厚接触者の自宅隔離を免除するなど対策の緩和に踏み切り、経済活動にブレーキをかけない姿勢を示しています。

トルコでは、世界的なオミクロン株の感染拡大を受けて、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が連日過去最多を更新していて、12日には7万7000人余りの陽性者が確認されました。

こうした中、保健当局はこのほど、3回目のワクチン接種を終えていることを条件に、濃厚接触者に求めていた原則14日間の自宅隔離を免除したほか、感染が確認された人も14日間の隔離期間を7日間に短縮するなど、対策の緩和措置を明らかにしました。

トルコでは、18歳以上の3人に1人を上回る人がすでに3回目のワクチン接種を終えています。

トルコでは、通貨安やインフレによる経済の混乱が続いていて、感染が広がる中でも対策を緩和することで、経済活動にブレーキをかけない姿勢を示した形です。