カザフスタンに派遣のロシア 秩序が回復されたとして撤収開始

中央アジアのカザフスタンで広がった混乱を受けて現地に派遣されていた、ロシア主導の軍事同盟の部隊は秩序が回復されたとして撤収を開始しました。

カザフスタンで今月、全土に広がった反政府の抗議活動に対して政府は「外国の武装勢力を含むテロ行為だ」として、ロシアが主導する軍事同盟のCSTO=集団安全保障条約機構に支援を要請し、部隊2000人余りが展開しました。

支援を受けて政府は、合わせておよそ1万人の身柄を拘束するなど、抗議活動を徹底して押さえ込み、トカエフ大統領が「秩序は回復した」と表明したことからCSTOは13日、部隊の撤収を開始しました。

CSTOが加盟国に軍の部隊を派遣したのは初めてで、トカエフ大統領はロシアのプーチン大統領との電話会談で「信頼できる国際組織としての妥当性と有効性を発揮した」と述べ、派遣要請の正当性を重ねて強調しました。
プーチン大統領はロシアのショイグ国防相から部隊の撤収が19日に完了すると報告を受けたあと「最も近いパートナーであるカザフスタンの政府は、これで安心して社会や政治の問題を解決できるだろう」と話していて、ロシアが混乱の収拾に大きな役割を果たしたとアピールすることで、旧ソビエトのカザフスタンで影響力を強めたいねらいがあるものとみられます。