ウクライナ情勢 ロシアと欧米が会合 “主張の隔たり埋まらず”

軍事的な緊張が続くウクライナ情勢をめぐって、ロシアと欧米は今週、相次いで会合を開いて話し合いましたが、主張の隔たりは埋まりませんでした。ロシアは、NATO=北大西洋条約機構をこれ以上、拡大させないという要求に対し、アメリカが近く、対案を示す予定だと主張し、出方を見極める姿勢を示しています。

ウクライナ情勢をめぐっては、欧米側が国境付近におよそ10万人とされる軍の部隊を展開するロシアに軍の撤退を求めているのに対し、ロシア側はNATOがこれ以上加盟国を増やして拡大しないことを法的に保証するよう要求しています。

今月10日以降、ロシアと、アメリカやNATOは、相次いで会合を開いていて、13日には、欧米とともにロシアも加盟するOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構の会合がオーストリアのウィーンで開かれました。

この中で議長国ポーランドのラウ外相は「この地域の戦争のリスクが過去30年で、かつてないほど高まっている」と危機感を示しましたが、ロシア側は、NATOに関する要求が無視されていると反発し、主張の隔たりは埋まりませんでした。
こうしたなか、ロシアのラブロフ外相は、13日、国営テレビのインタビューで、ロシアの要求に対し、アメリカが来週にも書面で対案を示すことを約束したと主張しました。

そのうえで今後の話し合いは、アメリカやNATO次第だと強調し、出方を見極める姿勢を示しています。