神奈川県 コロナ 1人死亡 1155人感染 去年9月8日以来1000人超

神奈川県では14日、新たに1155人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。

1週間前の金曜日と比べると、およそ4.6倍に増えています。

一日に発表される人の数が1000人を上回るのは去年の9月8日以来です。

一方、横浜市は、新型コロナウイルスへの感染が確認されて入院していた青葉区の80代の男性1人が死亡したと発表しました。

また、横浜市内の私立高校の運動部で、14日までに職員1人と部員4人の合わせて5人の感染が確認されたほか、平塚保健福祉事務所管内では、障害者支援施設で14日までに入所者7人と職員3人の合わせて10人の感染が確認され、それぞれ新たなクラスターとして発表されました。

一方、藤沢市は今月8日と10日に感染を確認したと発表した2人について、改めてPCR検査をした結果、陰性となったため、感染者から除くと発表しました。

NHKのまとめでは、これで神奈川県内で発表された感染者は17万4699人となり、このうち1320人が死亡しています。

神奈川県内の新規感染者が去年の9月8日以来1000人を超えたことを受けて、黒岩知事は「ついに1000人を超えてしまった。県が行ったシミュレーションでは今月中に新規感染者数が1万人を超えるとなっているが、現実の増え方はこの想定を超えていて、かなり危険な状況だ」と述べました。

一方「まん延防止等重点措置」など社会活動を抑制する対策を国に要請するかどうかについては「社会的活動の抑制にはどこかで踏みきらざるをえないと思う。その場合は、1都3県が足並みをそろえる形で行うことを検討しているところだ」と話していました。