自動車総連 春闘で一律の要求額 4年連続で掲げず “柔軟に”

自動車メーカーなどの労働組合でつくる産業別労働組合「自動車総連」は、ことしの春闘で基本給を引き上げる「ベースアップ」に相当する一律の要求額を4年連続で掲げないことを決めました。
加盟する労働組合が、それぞれの状況に応じて賃上げの金額などを決めるとしています。

「自動車総連」は、自動車メーカーや部品会社などの1000余りの労働組合でつくる産業別労働組合で、組合員はおよそ79万7000人です。

ことしの春闘について、13日に東京都内で中央委員会を開き、要求の方針を決めました。
それによりますと、基本給を引き上げる「ベースアップ」に相当する一律の要求額を掲げないことを決めました。
加盟する労働組合が、それぞれ目指すべき賃金水準を設定し、柔軟に要求額などを決めることで、賃金の底上げや格差の是正につなげたいとしています。
「自動車総連」が一律の要求額を掲げないのは4年連続です。

また、労使が協定を結び、同じ職場で働く人すべてに適用される「企業内最低賃金」は、18歳で月収16万8000円以上を求めるほか、「年齢別最低保障賃金」は30歳で月収21万4500円などを要求する方針です。

会見した「自動車総連」の金子晃浩会長は、すべての労働組合が賃上げを求めるべきだとしたうえで「賃金は労使が総合的に考えて、適正な額に引き上げるもので成果を期待したい」と話していました。

「自動車総連」に加盟する労働組合は来月、経営側に要求書を提出することにしています。