東京都 新型コロナ 新たに3124人感染確認 前日から約1000人増

東京都内の13日の感染確認は3124人で、2日続けて前日より1000人前後増え、急激な感染拡大となっています。入院患者は去年9月以来、1000人を超え、都が、20%になった段階でまん延防止等重点措置の適用の要請を検討するとしている病床使用率は、13日時点で15.1%になりました。

東京都は13日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の男女合わせて3124人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内では、11日から12日にかけて1236人、12日から13日にかけて926人増えていて、2日続けて前日より1000人前後、増える急激な感染拡大となっています。

また、13日の3124人は1週間前の木曜日の5倍近くにのぼります。

都内で1日の感染確認が3000人を超えるのは、去年9月2日以来です。

また、13日までの7日間の平均は1503.4人で、前の週の689.6%と、7倍近い増加になっています。

13日感染が確認された3124人のうち、▽年代別で最も多いのが20代の1093人で、全体のおよそ35%です。

▽次いで30代が616人でおよそ20%です。

20代と30代を合わせると全体の半数余りを占めています。


また、全体の半数近い1549人がワクチンを2回、接種していました。

感染経路がわかっている1038人のうち、およそ半数の526人は「家庭内」でした。

13日時点の入院患者は1056人で、去年9月30日以来、1000人を超えました。

都内の入院患者は、今月1日の時点で223人だったのが2週間もたたないうちに5倍近くになりました。

都が最大で確保できるとしている6919床の病床使用率は15.1%で、12日より1.4ポイント上昇しました。

都は、都内の病床使用率が20%になった段階でまん延防止等重点措置の適用について、50%になった段階で緊急事態宣言の発出について、それぞれ国への要請を検討することにしています。

一方、都の基準で集計した13日時点の重症の患者は12日と同じ4人でした。

さらに、都は、感染が確認された60代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。