インドネシア 日本などへの石炭輸出 条件付きで再開

世界最大の石炭の輸出国、インドネシアは、国内の火力発電所向けの供給が不足しているとして、一時的に禁止していた日本などへの石炭の輸出を、条件付きで再開すると発表しました。

インドネシア政府は石炭の輸出について、国内の火力発電所向けの供給が不足しているとして、今月1日から一時的に禁止していましたが、13日、すでに石炭を積み込んだ輸送船37隻の出港を認めると発表しました。

また、国営の電力会社と契約している石炭会社のうち、年間の生産量の25%以上を発電所向けに供給する義務を去年果たしている場合も、輸出の再開を許可するとしています。

インドネシア国内の発電所向けの石炭の供給をめぐっては、販売価格が輸出用に比べて安いことから、石炭会社からの供給量が満たされない状況が続いていましたが、その後、状況が改善し必要な備蓄を確保できたとして、条件付きの輸出再開に踏み切りました。

IEA=国際エネルギー機関のまとめでは、おととし世界で輸出された石炭のうち、インドネシアからの輸出が31.5%と最も多くなっています。

また、経済産業省によりますと、日本国内の発電のためにインドネシアから輸入されている石炭は、おととしの輸入量全体のおよそ13%を占めていて、インドネシアを訪問した萩生田経済産業大臣が今月10日、早期の事態収拾を要請していました。