3回目接種“供給計画や前倒しスケジュール 早急に” 官房長官

松野官房長官は午前の記者会見で、3回目のワクチン接種について「ことし3月までの接種に必要なワクチンの配送についてはすでに示しているが、それぞれの自治体が、供給の見通しを踏まえ、計画的に接種を進めることが重要であり、今後の供給計画もできるかぎり早期に示したい」と述べました。

そのうえで「今般、ことしの第1四半期分として、モデルナ社のワクチンを追加購入できたことも踏まえ、高齢者以外の方も含めたさらなる接種間隔の前倒しを検討しているところだ。詳細がまとまりしだい、スケジュールなどを早急に示したい」と述べました。

「まん延防止等重点措置 要請あれば速やかに検討」

また、沖縄など3県以外へのまん延防止等重点措置の適用について、「きのう全国知事会で熊本県知事が重点措置の要請の検討を開始していると発言したことや、愛媛県知事が会見で国に適用を申請することもありうるという旨の発言をしたことは承知している」と述べました。

そのうえで「現時点で3県以外から要請はないが、要請があった場合は、国会の付帯決議を踏まえ速やかに検討を行う」と述べました。

首相「3回目接種前倒し 世界的に見ても重要と認識共有」

岸田総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し「3回目接種の前倒しは、世界的にみても、オミクロン株の感染が拡大するという状況の中で重要だという認識が共有されている。わが国でもしっかり取り組んでいきたい」と述べました。