千葉県 熊谷知事 臨時の医療施設 今月末めどに稼働の考え示す

千葉県の熊谷知事は、新型コロナウイルスの感染のほとんどが感染力が強いとされる「オミクロン株」に置き換わっている可能性が高いとしたうえで、保健所の職員を増員し、今月末をめどに臨時の医療施設を稼働させる考えを示しました。

千葉県の熊谷知事は13日の定例会見で、県内でも新型コロナの感染が急拡大する中、直近の調査の結果から新規感染者のおよそ9割がオミクロン株の感染者とみられることを明らかにしました。

一方「むしろデルタ株を見逃すことで、重症化しうる層を見逃す医療的リスクの方が大きいので検査をしっかりやりたい」と述べました。

そのうえで、県から応援職員を派遣するなどして、保健所の態勢を強化することや、県内で2つめの臨時の医療施設を今月末をめどに稼働させる考えを示しました。

また熊谷知事は感染状況を踏まえて、県内をはじめ埼玉県など近隣に住む住民を対象に今月から始めた県独自の宿泊割引キャンペーンと「Go Toイート」のプレミアム付き食事券などについて、15日から新規の予約や販売を停止することを明らかにしました。