海外では何歳から大人?18歳 成人年齢引き下げ

日本ではことし4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることになりました。成人の年齢が変わるのはおよそ140年ぶり。そこで気になったのが海外の状況です。欧米諸国を中心に調べてみました。

各国の成人年齢は何歳?

OECD=経済協力開発機構が2016年に加盟国の成人年齢をまとめていました。

それによりますと、35の加盟国のうち32の国が、成人年齢を18歳と定めていました。

つまりOECDに加盟するほとんどの国ですでに成人年齢は18歳でした。

OECD加盟国 成人年齢18歳

▼アイスランド▼アイルランド▼アメリカ▼イギリス▼イスラエル▼イタリア▼エストニア▼オーストラリア▼オーストリア▼オランダ▼カナダ▼ギリシャ▼スイス▼スウェーデン▼スペイン▼スロバキア▼スロベニア▼チェコ▼チリ▼デンマーク▼ドイツ▼トルコ▼ノルウェー▼ハンガリー▼フィンランド▼フランス▼ベルギー▼ポーランド▼ポルトガル▼メキシコ▼ラトビア▼ルクセンブルク

ただ、アメリカとカナダは州によって成人年齢の規定が異なり、一部の州では成人年齢を19歳や21歳などと定めています。

OECD加盟国 成人年齢19歳

▼韓国

OECD加盟国 成人年齢20歳

▼日本▼ニュージーランド

ちなみに▽リトアニア(2018年加盟)▽コロンビア(2020年加盟)▽コスタリカ(2021年加盟)は報告書に含まれていません。

18歳が成人 どの国が先駆け?

法務省が行った調査で詳しい経緯がわかっている国ではイギリスが先駆けのようです。

イギリスでは1960年代に、ヨーロッパ諸国の中でも早い時期に、成人年齢の引き下げについて話し合う審議会が開かれました。

その結果、若者の成熟が進んでいることなどを理由に、それまでは21歳だった成人年齢が18歳に引き下げられたということです。

ちなみにイギリスで成人年齢が21歳と定められたのは13世紀とのことです。

その理由については騎馬用の防具を身につけられる年齢とされています。

そして、ヨーロッパの主要国では、1974年にドイツとフランス、1975年にイタリアなどの国々も成人年齢を18歳に引き下げたということです。

アメリカはいつから?徴兵が関係?

法務省の調査では、アメリカでは、ベトナム戦争がきっかけで成人年齢が18歳に引き下げられたとしています。

当時、アメリカの選挙権年齢は21歳でした。

ところが徴兵される年齢は18歳以上だったため、選挙権年齢を18歳に引き下げるべきだという議論が起こりました。

その結果、1970年代に連邦政府が選挙権年齢を18歳に引き下げ、それに伴って、一部の州で成人年齢も18歳に引き下げられました。

欧米主要国では、成人年齢引き下げには、選挙権が深く関係していたことがうかがえます。