アメリカ 新型コロナ感染者 一日140万人超 医療体制への負担増

アメリカでは新型コロナウイルスに感染したと報告された人の数がこれまでで最も多い140万人を超え過去最悪の水準が続いています。ワクチンの接種率が比較的低い中西部や南部の州では増加が顕著になっていて、医療体制への負担が高まっています。

CDC=疾病対策センターによりますと、アメリカで一日に報告される新型コロナウイルスの感染者の数は10日、140万6500人余りと、これまでで最も多くなりました。

週末の分がまとめて報告された影響もあるとみられますが、1週間の平均が75万人余りに達しています。

感染拡大が深刻だったニューヨーク市では新たな感染者数は減少傾向にありますが、ワクチンの接種率が比較的低い中西部や南部では感染者の増加が顕著になっています。

オミクロン株についてCDCのワレンスキー所長はカリフォルニア州の医療機関での分析の結果を踏まえ「デルタ株と比べ入院するリスクは53%、死亡するリスクは91%低い」と述べ、傾向としては重症化しにくいとしています。

ただ感染者の増加に伴って現在入院している人の数は14万人余りと過去最悪の水準が続き、医療体制への負担が高まっています。

ワレンスキー所長は「医療従事者の人手不足が深刻になる中、感染がこれ以上広がるのを防ぎ医療機関を守らなくてはならない」と強調し、あらためてワクチンの接種や屋内の公共の場でのマスクの着用を呼びかけました。