基礎的財政収支 2026年度の黒字化見込む 内閣府の新試算

財政の健全性を示す指標「基礎的財政収支」が今の赤字から黒字に転換する時期について内閣府の新たな試算が明らかになりました。高めの経済成長を前提にこれまでの想定より1年早い2026年度の黒字化を見込んだうえで、歳出改革を続ければ政府が目標とする2025年度の黒字化も可能だとしています。

財政の健全性を示す「基礎的財政収支」は政策に充てる経費を国債などに頼らず税収などでどれだけ賄えるかを表したもので、国と地方を合わせたこの指標が今の赤字から黒字に転換する時期について内閣府がまとめた新たな試算が明らかになりました。

試算では物価の変動を除いた実質で年間2%程度の経済成長が続くことを前提に、これまでの想定より1年早い2026年度に黒字化すると見込んでいます。

企業の収益がコロナ禍から回復し新年度・令和4年度の国の税収が今年度を上回って過去最高になる見通しを反映したということです。

そのうえで歳出改革を続ければ政府が目標とする2025年度の黒字化も可能だとしています。

基礎的財政収支の黒字化の目標年度をめぐって去年の「骨太の方針」では「新型コロナの経済財政への影響を検証しその結果を踏まえて再確認する」としていましたが、政府は新たな試算をもとに目標年度を維持する方向で調整を進める方針です。