首相 施政方針演説原案 “医療提供体制強化 3回目接種前倒し”

来週召集される通常国会で岸田総理大臣が行う施政方針演説の原案が明らかになり、オミクロン株の特性を踏まえて医療提供体制を強化し3回目のワクチン接種を前倒しするとしています。また賃上げをめぐり近年の低下傾向を一気に反転させることへの期待を強調しています。

就任後初の施政方針演説

来週17日に召集される通常国会で岸田総理大臣は、就任後初めてとなる施政方針演説を行う予定でその原案が明らかになりました。

新型コロナ対策

それによりますと、新型コロナ対策について少しずつ明らかになってきたオミクロン株の特性を踏まえメリハリのある対策を講じるとして、重症者などに主眼をおいて医療提供体制を強化するとしています。

また3回目のワクチン接種をめぐって医療関係者や高齢者への接種の前倒しをさらに加速させるとともに、ことし3月以降に本格化する見通しの一般向けの接種も前倒しするとしています。

賃上げ

また賃上げについて近年の低下傾向を一気に反転させることへの期待を示しているほか、できるだけ早期に最低賃金が全国平均で1000円以上となるよう見直しに取り組むと強調しています。

「カーボンニュートラル」や外交・安全保障…

さらに2050年の「カーボンニュートラル」の目標実現に向けてエネルギーの供給構造の変革にとどまらず、産業構造、国民の暮らし、地域の在り方など経済社会全体の大変革に取り組むとしています。

一方、外交・安全保障をめぐり日中国交正常化からことしで50年を迎えることも念頭に、中国と建設的かつ安定的な関係の構築を目指すとしています。

さらに核軍縮をめぐり各国の政治リーダーの関与も得ながら「核兵器のない世界に向けた国際賢人会議」を立ち上げる方針を盛り込んでいます。