米12月消費者物価指数 前年同月比7.0%上昇 約39年ぶり高水準

アメリカの先月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて7.0%上昇し、およそ39年ぶりの記録的な水準となりました。インフレの抑制を優先して中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が早ければ3月に利上げに踏み切るという観測が出ていて、その判断が焦点になっています。

アメリカ労働省が12日、発表した先月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて7.0%上昇し、1982年6月以来およそ39年ぶりの高い水準を記録しました。

これは景気の回復でさまざまなモノやサービスの需要が高まっている一方、港の混雑や人手不足といったサプライチェーン=供給網の混乱で品不足などが起きて値上げが広がっているためです。

アメリカでは物価の上昇の長期化がバイデン政権の支持率の低迷につながっていると指摘され、政府が石油備蓄の放出を行うなど対策に乗り出していますが、今回の物価の伸びは6.8%の上昇だった前の月をさらに上回る結果となりました。

項目別では「ガソリン」が49%の上昇となったほか、「食品」や「電化製品」はいずれも6%上昇しました。

金融市場では中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が記録的なインフレの抑制を優先して早ければ3月に利上げに踏み切るという観測が出ていて、物価動向を踏まえてどのような判断を示すかが焦点になっています。