拉致被害者 松本京子さんの兄 孟さんの記録 動画制作を開始

北朝鮮に拉致された被害者の家族が高齢化する中、鳥取県は、米子市の被害者、松本京子さんの兄の孟さん(74)の証言などを記録した動画の制作を始めました。

鳥取県 来月中に動画完成へ

松本京子さんは、45年前の昭和52年に北朝鮮に拉致され、兄の孟さんは妹の救出に向けて、10年以上前から各地で講演活動を続けています。

ただ、年を重ね、このところ心身への負担が増していることから、鳥取県は孟さんの証言などを記録した動画の制作を始めました。
12日の撮影では、京子さんが拉致されたとみられるサンダルが残されていた場所を孟さんが案内したほか、京子さんが自宅で愛用していたミシンや家族写真を紹介していました。

そして、京子さんの人柄や拉致されてからの日々を振り返ったうえで、早期の帰国を願う思いを語っていました。

鳥取県は来月中に動画を完成させ、孟さんが出席できない講演会やセミナーなどで活用していくことにしています。

松本孟さんは、「できるだけ対面で拉致問題について伝えていきたいが、体力的にも難しい状況が出てくるので、この動画で拉致問題について少しでも知ってもらいたい」と話していました。