沖縄のレンタカー業者 感染拡大で予約キャンセル相次ぐ 倒産も

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、沖縄県内のレンタカー業者では予約のキャンセルが相次いでいます。
また、一連の新型コロナの影響で、これまでに県内では2社のレンタカー会社が倒産しています。

県内6か所に営業所があるレンタカー会社によりますと、感染拡大に伴って先月末以降、予約に影響が出始め、今月のキャンセルはおよそ300件に上っています。

会社によりますと、今も新規の予約があるということですが、それを大きく上回る一日およそ60件のキャンセルが出ているということです。

この会社では、当面、利用客の回復が見込めないとして、13日から豊見城市の営業所を閉めることを決めました。

沖縄ツーリスト予約課の大城伸二課長は「先月は観光客が多く訪れ車が足りなかったが、今月は車を余らせてしまっている。今できることをやって乗り越えていきたい」と話していました。

また、一連の新型コロナの影響で、豊見城市の別のレンタカー会社が11日、裁判所に民事再生法の適用を申請しました。

負債総額はおよそ23億円で、これで新型コロナの影響により倒産した県内のレンタカー会社は2社目です。

この会社は今後、東京の大手企業の支援を受けて営業を続けながら再建を目指すということです。