「ハガキでごめんなさい」選考会 ことしの大賞など決定 高知

高知県南国市の「後免」という地名にちなんで、日頃の「ごめんなさい」の気持ちをつづったハガキの選考会が開かれ、ことしの大賞などが決まりました。

「ハガキでごめんなさい」と題されたこの選考会は、南国市の住民などでつくる実行委員会が、「後免」の地名をいかして地域を盛り上げようと毎年開いているものです。

作品には、対面では言いづらい「ごめんなさい」と感じるエピソードがつづられていて、18回目となることしは、全国から1849通の応募がありました。

12日は15人の審査員が事前に選考を通過した271通を審査しました。

新型コロナウイルスの影響が長引いていることを反映した作品も寄せられ、このうち北海道に看護師として就職した娘から母親に宛てられたハガキには、新型コロナの影響で働き始めてから帰省できていない切実な気持ちが表現されています。

そのうえで母親から言われた「看護師に向いている」ということばが支えになっていると、感謝の気持ちを伝えています。
審査の結果、ことしの大賞に選ばれたのは、さいたま市の63歳の男性の作品で、母親が亡くなり実家を手放す際、遺品を処分することへのおわびの気持ちがつづられています。

実家には子どもの頃のお絵かき帳や修学旅行の土産で渡した孫の手まで残されていて、50年前の母親の優しさを思い出したというエピソードをイラストなどを使って丁寧に書き込んだ点などが評価されました。

実行委員会の西村浩利委員長は「子どもから大人まで幅広い世代から日常的になかなか言えない『ごめんなさい』の気持ちがハガキに託されていて、謝ることの大切さや日頃の癒やしを感じてほしい」と話していました。

受賞された作品は、南国市観光協会のホームページなどで13日から見ることができます。