和歌山 紀の川で崩落した“水管橋” 水中からの撤去始まる

和歌山市は、去年10月に崩落して水中に沈んでいた水道用の橋について、12日からクレーンを使って撤去作業を始めました。

去年10月、和歌山市の紀の川にかかる水管橋と呼ばれる送水用の橋の一部が崩壊し、1週間にわたって市内の4割にあたる、およそ6万戸が断水しました。

和歌山市は、崩落した部分を架け替える本格的な復旧工事を進めるため、水中に沈んだままになっていた橋の一部を引き揚げて、撤去する作業を始めました。

崩落した部分は、長さが60メートル、重さが67トンあるため、全体を9つに切断したうえで、クレーンで引き揚げる計画です。

12日は、作業員たちが部材を切断したあと、ダイバーが水中でワイヤーをかけてクレーンでつり上げていました。

作業は今月末まで続けられる見込みで、撤去された橋は、事故の原因などを検証する和歌山市の調査委員会が詳しく調べることにしています。

和歌山市 上・工業用水道管理課の得津雅夫課長は「撤去工事は順調に進んでおり、年度内には橋の架け替え工事を始め、出水期を迎える6月半ばまでに工事を終えたい」と話していました。