成田空港の隣に国内初 農水産物の輸出手続き一括でできる市場

千葉県の成田空港の隣に、国内で初めて輸出の手続きを一括して行うことができる新しい市場が整備されました。農水産物の輸出拠点になることが期待されています。

成田空港の隣の敷地に整備された成田市の新たな市場は、今月20日にオープンする予定で、12日は関係者が参加して内覧会が行われました。

新たな市場の特徴は、農水産物の輸出手続きを一括して行うことができる「ワンストップ輸出機能」が国内で初めて備えられたことです。

これまで、農水産物を輸出する際は、空港内などで産地の証明書の発行や、有害な虫などがいないか調べる植物検疫、通関などの手続きを、4日から6日程度かけて行われていました。

こうした輸出の手続きをワンストップで行うことで、3日程度まで減らして、農水産物の鮮度を保ったまま輸出できるようになるということです。

成田市は、この新たな市場を農水産物の輸出拠点にしたうえで、成田空港で年々増えている貨物便を活用することで、5年後にはアジアやヨーロッパ向けを中心に、今の40倍以上となる88億円の輸出額を目指すとしています。

成田市の小泉一成市長は「空港に近く、より新鮮なまま、農水産物の輸出が可能になるというメリットを最大限生かして、輸出拠点として成田市場から世界に日本の食を届けたい」と話しています。