米アマゾン 労働組合の結成の是非めぐり 再投票実施へ

アメリカのIT大手アマゾンで、配送センターの従業員によって労働組合の結成の是非を問う投票が再び行われることになりました。
去年、反対多数となった投票で、会社による不当な干渉があったと認められたためで、再投票の結果に注目が集まっています。

アマゾンのアメリカ南部 アラバマ州にある配送センターでは、去年、賃金などの改善を求める従業員の呼びかけで、労働組合の結成の是非を問う投票が行われました。

ただ、事前の予想に反して、反対が賛成を大きく上回り、組合側は、会社が投票を監視しているという印象を与えたなどとして、異議を申し立てていました。

これについて、独立政府機関の全米労働関係委員会は11日、会社が投票に不当に干渉したと認め、再投票を実施するよう求める通知を出しました。

この結果、再投票が2月4日から行われ、3月28日に開票が始まることになりました。

アマゾンは「従業員には、常に組合に加入するか否かの選択肢があり、去年は圧倒的多数で加入しないことを選んだ。再び従業員の意見を聞くことを楽しみにしている」とコメントしています。

コロナ禍によって所得格差が一段と拡大しているアメリカでは、働く人の待遇改善を求める声が強まっているだけに、今回の再投票で賛成が多数を占めれば、労働組合の結成が、アマゾンの各地の職場に広がる可能性があると注目が集まっています。