古くから伝わる『コイのうま煮』 中学校の給食に登場 山形

山形県南部、置賜地方で古くから年越しや正月に食べられてきた『コイのうま煮』が地元の中学校の給食に登場し、生徒たちが伝統の味を堪能しました。『コイのうま煮』は、コイを砂糖やしょうゆなどで煮たもので置賜地方では年越しや正月の料理として親しまれています。

コイの養殖や加工販売を手がける長井市の会社は地元の食文化を次世代に伝えようと、6年前から置賜地方の小中学校の給食にコイのうま煮を提供していて、11日は川西町の川西中学校の3年生およそ120人に味わってもらいました。

給食に先立ってコイ料理の歴史などに関する授業が行われ、コイを提供した会社の代表は、江戸時代の米沢藩主上杉鷹山が福島県の相馬地方からコイの稚魚を取り寄せ、養殖を行ったのが始まりとされることなどを紹介しました。

給食は感染対策のため生徒全員が同じ方向を向いてことばを交わさずに食べる方式となりましたが、生徒たちは『コイのうま煮』をじっくりと堪能していました。

女子生徒のひとりは、「初めて食べましたが、たれが濃くておいしかったです。昔から受け継がれてきた大切な食文化だということを知ることができました」と話していました。