双子の赤ちゃんパンダ 3日間限定で一般公開 東京 上野動物園

東京 上野動物園の双子の赤ちゃんパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」の一般公開が12日から始まりました。
新型コロナウイルスの感染の急拡大の影響で、公開は14日までの3日間限定です。

去年6月23日に生まれた双子の赤ちゃんパンダ、オスの「シャオシャオ」とメスの「レイレイ」は先月、生後半年を迎え、11日の時点で体重はいずれもおよそ14.5キログラムと順調に育っています。

東京 上野動物園は、新型コロナの感染拡大の影響で11日から休園となっていますが、抽せんで観覧チケットを手に入れた客に限って、午前10時から一般公開が始まりました。

動物園には次々と来園者が訪れ、1人およそ1分の観覧の間、やんちゃな性格だという「シャオシャオ」と、マイペースな性格だという「レイレイ」が、母親の「シンシン」と一緒に、ささを食べる姿などに熱心に見入っていました。

今回の観覧は1日1000人余り限定で、先月の観覧申請の受け付けでは、抽せんの倍率がおよそ350倍にもなりました。

一方、一般公開は、14日までの3日間限定で、再開の時期は未定だということです。

双子のパンダと誕生日が一緒だという10歳の女の子は「双子のうちの1頭が居眠りしながら木から落っこちていて、かわいらしかった。抽せんにも当たったし、パンダ運が強いのかもしれません」と話していました。

埼玉県から夫婦で訪れた50代の女性は「まるまるしていて本当にかわいい。動物園の人には繁殖活動を頑張ってほしいです」と話していました。

上野動物園教育普及課の大橋直哉課長は「新型コロナの影響で、中国の専門家が来日できないなか、飼育員も精いっぱい育ててきました。無事にここまできたのは、うれしいしほっとしています。コロナが落ち着いて、再び公開が始まったら、多くの人に見てもらいたいです」と話していました。