「徴用」問題 三菱重工の“再抗告”退ける 3例目 韓国 最高裁

太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で、韓国の最高裁判所は賠償を命じられた三菱重工業が資産差し押さえを不服として行った「再抗告」を退けました。
差し押さえに対する「再抗告」が退けられたのは3例目で、資産売却に向けた手続きが進んでいます。

韓国の最高裁判所は4年前、三菱重工業に対して、戦時中、過酷な労働を強いられたと訴えた韓国人女性らへの賠償を命じる判決を言い渡し、その後、三菱重工業が韓国国内に持つ特許権と商標権が差し押さえられました。

会社側は、これを不服として「再抗告」を行いましたが、韓国の最高裁が、このうち特許権の一部の差し押さえに対する「再抗告」を先月27日付けで退けたことが分かりました。

三菱重工業の資産差し押さえに対する「再抗告」が退けられたのは、これで3例目です。

先に「再抗告」が退けられていた特許権と商標権については、去年9月、地方裁判所が売却を認める決定を出していて、今回「再抗告」が退けられた特許権についても売却に向けた手続きが進んでいます。

「徴用」の問題について日本政府は、1965年の日韓請求権協定に基づき解決済みという立場で、日本企業に賠償を命じた判決と、関連する司法手続きはいずれも国際法違反だとして、韓国政府に是正を求めています。

これについて三菱重工業は「日本政府と連携し、適切に対応していきます」とコメントしています。