アフリカ11か国 日本の在留資格持つ外国人 再入国許可へ

「オミクロン株」の水際対策として、アフリカ11か国を対象に、日本の在留資格を持つ外国人の再入国を停止していた措置について、政府は、状況の変化なども踏まえて近く対応を見直し、今後認めていく方針です。

新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の水際対策をめぐって、政府は、外国人の新規入国を原則停止するとともに、最初に感染が確認された南アフリカなどアフリカ11か国については、日本の在留資格を持つ外国人の再入国も原則停止してきました。

これについて、松野官房長官は、記者会見で「南アフリカなどからの再入国は原則拒否してきたが、人道的な配慮も必要で認めることとしている」と述べ、状況の変化なども踏まえて日本の在留資格を持つ外国人の再入国については近く対応を見直し、今後は認めていく方針を明らかにしました。

一方、松野官房長官は、外国人留学生への対応について「卒業や進級が迫る学生もいる状況なども踏まえ、対応を検討している」と述べ、外国人の新規入国は認めないとする原則は維持しながら、個別の事情に応じて柔軟に対応していく考えを示しました。