北朝鮮ミサイルで安保理緊急会合 各国非難も一致の姿勢示せず

北朝鮮が今月5日に日本海に向けて弾道ミサイルを発射したことについて、国連の安全保障理事会は、対応を協議する緊急会合を開きました。会合では、欧米各国が北朝鮮の発射を非難しましたが、各国が意見を述べるにとどまったということで、安保理として一致した姿勢を示すことはできませんでした。

北朝鮮は今月5日、日本海に向けてミサイル1発を発射し、翌日「極超音速ミサイルの発射実験を行った」と発表しました。

これについて国連安保理は10日、アメリカやイギリス、フランスなど欧米の5か国の要請に基づいて、対応を協議する緊急会合を開きました。

これに先立ち、会合を求めた5か国に関係国として日本が加わり、6か国が共同で声明を発表しました。

声明は「今回の弾道ミサイルの発射は、複数の安保理決議に明らかに違反している。北朝鮮の弾道ミサイル計画は国際社会の平和と安全を脅かすものだ」と非難したうえで、北朝鮮に対話に戻るよう改めて求めました。

非公開で行われた会合はおよそ1時間で終了し、国連外交筋によりますと、欧米各国が北朝鮮の発射を非難しましたが、各国が意見を述べるにとどまったということで、一致した対応を示すことはできませんでした。

一方、欧米各国との共同声明に加わった日本の石兼国連大使は記者団に対して「考え方が同じ国がしっかりと集まり、事態の深刻さが増しているということを国際社会に訴えたという点で非常に意義があった」と強調しました。