プーチン大統領 カザフスタンへの部隊投入は「合法的な行動」

中央アジアのカザフスタンで起きた混乱を受けて、ロシア主導の軍事同盟の部隊が投入されたことについて、ロシアのプーチン大統領は「国際テロの侵略を目の当たりにした。全く合法的な行動だ」と述べました。アメリカが部隊の派遣に疑問を呈する中、その正当性を訴えるねらいがあるとみられます。

カザフスタン政府は、全土に広がった抗議活動に対して「テロ行為」だとして一掃する作戦を進めるとともに、ロシアが主導する軍事同盟のCSTO=集団安全保障条約機構に支援を要請し、軍の部隊2000人余りが現地に派遣されています。

10日、CSTOに加盟する旧ソビエト6か国の首脳がオンライン形式で会議を開き、この中でカザフスタンのトカエフ大統領は一連の混乱について「秩序は回復した」と強調しました。

ただ政府機関や空港、テレビ局などが同時多発的に攻撃を受けたとしたうえで「外国の過激派を含むテロリストが直接関与したのは間違いない」と述べ、市民の抗議活動を隠れみのにした武装グループによるクーデター未遂だと主張しました。

これに続いてロシアのプーチン大統領も「われわれは国際テロの侵略を目の当たりにした。この共同活動は極めて時宜を得た、全く合法的なものだ」と述べました。

プーチン大統領の発言は、アメリカのブリンケン国務長官が、ロシア主導の軍事同盟の部隊派遣に疑問を呈する中、その正当性を訴えるねらいがあるとみられます。