混乱続くカザフスタン 政府が“約8000人拘束”と発表

混乱が続く中央アジアのカザフスタンで、政府はこれまでにおよそ8000人を拘束したと発表し、ロシアが主導する軍事同盟の支援を後ろ盾に、抗議活動を徹底して抑え込む構えです。

カザフスタンで燃料価格の引き上げに端を発して今月2日に始まった抗議活動は、最大都市のアルマトイなど各地に広がり、これに対して政府は「テロ行為」だとして一掃する作戦を進めています。

内務省は10日、これまでにおよそ8000人を拘束したと発表しました。

大統領府は9日の発表で「相当数の外国人を含む」としていますが、拘束した人の内訳など詳しいことは明らかにされていません。

また、ロシアが主導するCSTO=集団安全保障条約機構の部隊が、各地の軍事施設や空港などを管理下に置いているということです。

カザフスタンのトカエフ大統領は10日の会議で「治安回復に向けた活動を継続していく」と述べていて、ロシアが主導する軍事同盟の支援を後ろ盾に「テロ対策」の名目で、抗議活動を徹底して抑え込む構えです。

カザフスタンにある日本大使館によりますと、これまでのところ日本人が被害に巻き込まれたという情報は入っていないということです。

中国 王毅外相 カザフスタン外相に支援を表明

中国外務省によりますと、王毅外相は10日、カザフスタンのトレウベルディ外相と電話で会談し、カザフスタンの安定に向けてできるだけの支援を行う意向を示しました。

また王外相は「いかなる外部勢力の干渉や侵入にも、ともに反対する」と述べ、カザフスタン側と治安分野などでの協力を強化したい意向を伝え、トレウベルディ外相も全面的に同意したということです。

一方、会談で王外相は、トカエフ大統領が来月4日に行われる北京オリンピックの開会式に出席することを歓迎する意向を示したということです。