高知県 オミクロン株の市中感染 県内で初

高知県は県内で新たに9人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。

また、すでに発表されている感染者のうち1人が新たな変異ウイルス、オミクロン株への感染が確定したと発表しました。

10日に新たに感染が確認されたのは高知市や香美市の10代から50代の男女9人で、いずれも症状は軽いということです。

このうち高知市の20代の会社員の女性と、9日に感染が発表された四万十市の20代の教職員の男性は、いずれもオミクロン株の疑いがあるということです。

一方、今月7日に感染が発表された高知市の60代の男性についてゲノム解析を進めた結果、新たな変異ウイルス、オミクロン株への感染が確定したということです。

男性は海外や県外への移動はなく、感染経路がはっきりとわかっていないため、県は市中感染にあたるとしています。

高知県内でオミクロン株の市中感染の事例は初めてです。

これで高知県内で感染が確認されたのは4207人となり、オミクロン株への感染が確定したのは3人となりました。

このほか10日の9人とは別に、高知市の高知警察署に勤務する20代の警察官の男性が新型コロナウイルスへの感染が確認されたということで、警察署は10日、署内を消毒し、業務の運営には影響ないとしています。

高知県は「3密の回避やマスクの着用、手洗いなどの感染対策にこれまで以上に取り組んでほしい」と呼びかけています。