「日常変化した中で人生の節目」式典を2回に分け成人式 福井市

新型コロナウイルスの感染が全国で拡大する中、福井市では式典を2回に分けるなど、感染防止対策が取られたうえでの開催となりました。

福井県内では3月に開催する坂井市と勝山市、それに池田町を除く14の市と町で、9日、成人式が行われました。

およそ2500人が新たに成人となる福井市では、会場にスーツや色鮮やかな振り袖姿の新成人たちが集まり、開場の前から、久しぶりに会った友人たちと話したり、スマートフォンで写真を撮ったりして再会を喜ぶ姿が見られました。

福井県でも、新たな変異株、オミクロン株の感染が確認されるなど新型コロナウイルスの感染が全国で再び拡大する中、福井市では式典を2回に分けたり、消毒・検温を済ませてから入場するなどの対策が取られていました。

式典では新成人代表の青山櫻子さんと山岸恋々夏さんが「新型コロナの流行で日常が大きく変化した中で、きょう、人生の節目を無事に迎えられてありがたく思います。日々を懸命に生きて、自分と大切な人や物を守るための力を身に付けたい」と誓いのことばを述べました。

式典に参加した大学生の男性は「両親に、二十歳になるまで育ててくれてありがとうと伝えたいです。成人式で帰省するため、大学のある東京では外出しないことを意識して過ごしていました」と話していました。