沖縄県 新型コロナ 新たに1533人感染確認

沖縄県は9日、新たに1533人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
県内で確認された感染者は合わせて5万7430人になりました。
沖縄県で発表された一日の感染者数としては8日の1759人に次いで過去2番目に多くなっています。
また、アメリカ軍から沖縄県に対し、新たに429人の感染が確認されたと連絡がありました。

那覇市の保健所 積極的疫学調査の一部を取りやめ

新型コロナウイルスの感染の急拡大で沖縄県那覇市の保健所は業務がひっ迫しているとして、9日から、濃厚接触者や感染経路を調べる積極的疫学調査の一部を取りやめました。

今後は感染者本人に濃厚接触者が誰になるかを判断してもらい、みずから連絡をとって外出の自粛などを呼びかけてもらうということです。

那覇市の新規感染者は今月1日は7人でしたが、8日は400人と、この8日間で57倍に急増しています。

こうした中、那覇市保健所では、別の部署の職員も動員して対応に当たってきましたが業務が追いつかず、9日から当分の間、濃厚接触者や感染経路を調べる積極的疫学調査の一部を取りやめることにしました。

これまでは、保健所が感染者に聞き取りを行い、濃厚接触者の特定を進めてきましたが、今後は感染者本人に濃厚接触者が誰になるかを判断してもらい、みずから連絡をとって、外出の自粛など必要な対応を呼びかけてもらうということです。

那覇市保健所がこうした対応をとるのは今回が初めてだということで、那覇市は「市民の皆様に負担をかけてしまい申し訳ないが、理解してほしい」とコメントしています。