沖縄・山口・広島の3県に「まん延防止措置」適用 今月末まで

新型コロナ対策をめぐり、沖縄、山口、広島の3県に9日からまん延防止等重点措置が適用されました。
政府は、3県と連携しながら飲食店の営業時間短縮などの対策を徹底するとともに、医療提供体制の確保に万全を期したい考えです。

新型コロナの感染の急拡大を受けて、政府は9日から沖縄、山口、広島の3県にまん延防止等重点措置を適用し、集中的な対策をとることになりました。
重点措置の適用は、去年9月に解除されて以来、岸田内閣では初めてで、期間は今月末までの3週間余りとなります。

3県の8日の新規感染者は沖縄が1759人、広島が547人とそれぞれ過去最多で、山口でも154人と、過去3番目に多くなり、感染者の増加に歯止めがかからない状況が続いています。
政府は、3県と連携しながら飲食店の営業時間短縮などの対策を徹底するほか、宿泊療養施設の準備状況などの公表を県側に求め、医療提供体制の確保に万全を期したい考えです。

さらに沖縄県に対しては、総理大臣官邸や各省の幹部との連絡をつなぐ「リエゾン」と呼ばれるチームや災害派遣医療チーム「DMAT」の医師を派遣するなど支援体制を強化する方針です。