カザフスタン混乱 前大統領の詳しい動静伝えられず関心高まる

多数の死傷者が出る事態となった中央アジアのカザフスタンの大規模な抗議活動で、長期にわたって権力を握っているとして批判の矛先が向けられたナザルバーエフ前大統領について、抗議活動が始まってから詳しい動静が伝えられておらず、前大統領をめぐる状況に関心が集まっています。

カザフスタンで政府に対する抗議活動が各地に広がったことに対し、政府は「テロ行為」だと位置づけて一掃する作戦を進め、内務省はこれまでにデモの参加者26人と治安当局者18人が死亡し、4400人以上を拘束したとしています。

混乱が続くなか、カザフスタンの一部メディアは7日、長期にわたって権力を握っているとして抗議活動で批判の矛先が向けられたナザルバーエフ前大統領について「家族とともに国を去った」と報じました。

その一方でベラルーシの大統領府が7日、ルカシェンコ大統領がナザルバーエフ前大統領と電話会談したと短く発表したのに続いて、ナザルバーエフ氏の報道官も8日「本人は、カザフスタンの首都にいる。うそや臆測の情報を意図的に広めないでほしい」とツイッターに投稿しました。

国父=国の父と呼ばれ、かつては圧倒的な支持を集めたナザルバーエフ前大統領は抗議活動が始まってから詳しい動静が伝えられておらず、前大統領をめぐる状況に関心が集まっています。