東京都 新型コロナ 1224人感染確認 1000人超は去年9月15日以来

東京都内の8日の感染確認は1224人で、去年9月15日以来、1000人を超えました。

1週間前の土曜日の15倍余りになり、感染が急拡大しています。

東京都は8日、都内で新たに1224人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内の一日の感染確認が1000人を超えるのは、去年9月15日以来です。

79人だった1週間前の土曜日の15倍余り、641人だった6日のおよそ2倍に増加していて、感染が急拡大しています。

8日までの7日間平均は500人を超えて502.1人となり、前の週の835.4%と8倍を超える増加です。

8日感染が確認された1224人のうち、42%にあたる517人が20代、21%にあたる261人が30代で、20代と30代で全体の6割余りを占めています。

また、46%にあたる565人はワクチンを2回、接種していました。

一方、都の基準で集計した8日時点の重症の患者は、7日より1人増えて4人でした。

死亡した人の発表はありませんでした。

小池都知事「驚異的な感染拡大」成人式後の飲み会 影響を懸念

東京都内の感染状況について、小池知事は8日夜、記者団に対し「驚異的な感染拡大が続いている。オミクロン株の疑いがある患者が推計で7割を超えて、急速に置き換わりが進んでいる。コロナを取り巻く景色は昨年末に比べてあっという間に変わった」と述べました。

そのうえで「医療提供体制のひっ迫もさることながら、社会全体が動かなくなれば大変なことになる。『エッセンシャルワーカー』を抱える組織には、ワクチン接種を進めるとともに、事業の継続計画をいまから立ててほしい。それ以前に、感染しないさせないを徹底してほしい」と呼びかけました。

また、小池知事は、この連休に行われる成人式について「成人式のあとの飲み会が感染の拡大につながるおそれがある。会食する際には都の認証店を選び、食事をするとき以外はマスクをつけるなど対策を徹底してほしい」と述べました。