金沢で成人式 「若い力で社会を変えていきたい」

10日の「成人の日」を前に8日、金沢市で成人式が開かれました。

石川県内の成人式は、4月に開かれる加賀市を除いて、8日から10日にかけて開かれます。

このうち、金沢市の会場の1つ「本多の森ホール」で開かれた成人式には、振り袖やスーツ姿の新成人400人近くが出席しました。

オミクロン株など感染拡大への懸念が高まるなか、検温や手の消毒などの対策がとられ、間隔をあけて座り、会話は最低限にするよう呼びかけられました。

式の中で、金沢市の山野市長は「新成人の皆さん、おめでとうございます。これからは、日頃の感謝の気持ちなどを実際に口に出したり、行動で表したりするよう心がけてください」と祝辞を述べました。

そして、新成人を代表し、太田圭一さんが「新型コロナによって、生活にさまざまな変化がありましたが、どんな厳しい状況でも、できることに精いっぱい取り組みたい」と決意を述べました。

出席した男性は「コロナ禍で、学生生活は不自由を強いられていますが、懐かしい友達と再会できて楽しかった。不安もあるが、若い力で社会を変えていきたい」と話していました。

金沢市などは、感染対策のため出席者に対し、式典後に酒を伴う会食やカラオケなどを控えるよう呼びかけていました。