新潟県 新型コロナ感染急拡大で 県独自の「警報」発令

新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染が7日、新潟県内で初めて確認されるなど、感染が急速に拡大していることを受け、県は8日、独自の「警報」を発令し、感染防止策を徹底するとともに、薬局などで行われている無料の検査を積極的に利用してほしいと呼びかけています。

新潟県内で7日、新たな変異ウイルス「オミクロン株」に、20代の1人が感染していることが確認されたほか、7日までの1週間の感染者数は合わせて135人と、前の週の2倍以上に急増しています。

こうした事態を受け県は8日、感染者数が多い新潟市を交えて、緊急の対策本部会議を開き、県民に広く警戒を呼びかける必要があるとして県独自の「警報」を県内全域に発令しました。

去年10月15日に解除されて以来、およそ3か月ぶりの発令となります。

県はマスクの着用や消毒など基本的な感染防止策を徹底したうえで、体調に異変を感じたら帰省や出張、イベントへの参加などを取りやめ、医療機関を受診するほか薬局などで行われている無料の検査を積極的に利用してほしいと呼びかけています。

会議のあと花角知事は記者会見し「県独自の『特別警報』の発令や、飲食店への営業時間の短縮要請など、さらなる強い措置につながらないよう、県民の協力をお願いしたい」と述べました。