高校サッカー 関東第一 選手がコロナ感染で準決勝出場辞退

全国高校サッカー選手権で準決勝に進出した東京の関東第一高校の選手2人が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、チームは準決勝を辞退することになりました。

日本サッカー協会によりますと、全国高校サッカー選手権の準決勝に進出した4つのチームを対象に行った検査の結果、関東第一高校の選手2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

これを受けて、協会は大会の感染対策ガイドラインに基づき、関東第一高校の関係者と検討した結果、チームが準決勝を辞退することになったということです。

現時点で選手2人のほかに体調不良を訴える人の報告はないということです。

準決勝に進出しているほかの3チームは全員の陰性が確認され、関東第一高校と対戦する予定だった熊本の大津高校は決勝に進み、準決勝の残りの1試合は通常通り行われる予定です。

関東第一高校の小野貴裕監督は「この2年間できる限りの対策を講じてきたが、それでも陽性者が出てしまった以上、大会や相手校に迷惑をかけられないと判断した」とコメントしています。

また、日本サッカー協会は「感染拡大防止と安全確保を最優先に考え、健康状態を細かく確認するとともに自治体や保健所、関係当局の方針や行動計画に基づいて対応していきます」としています。