NATO ロシアの軍事攻勢をけん制 ウクライナ情勢めぐり

軍事的な緊張が続くウクライナ情勢をめぐって、NATO=北大西洋条約機構が臨時の外相会合を開き、会合のあとの記者会見で、ストルテンベルグ事務総長は「外交が失敗する可能性にも備えるべきだ」と述べ、ロシアが軍事的な攻勢に出ないようけん制しました。

ウクライナ情勢をめぐっては、欧米はロシアに対しウクライナとの国境周辺に展開させている部隊の撤退を求めている一方、ロシアはNATO=北大西洋条約機構がこれ以上拡大しないよう保証を求めており、軍事的な緊張が続いています。

こうした中、NATOは7日、臨時の外相会合をオンライン形式で開き、1月12日のロシアとの協議を前に対応をめぐって意見を交わしました。

会合のあとの記者会見で、NATOのストルテンベルグ事務総長は「ロシアとの対話には誠意をもって取り組むが、外交が失敗する可能性にも備えるべきだ」と述べ、ウクライナへの軍事的な攻勢に出ないよう、ロシアをけん制しました。

そのうえで、ストルテンベルグ事務総長は「各国にはみずからが進む道を選ぶ権利があるという原則について妥協することはありえない」と述べ、NATOが拡大しないよう求めるロシアの主張には応じられないとする認識を重ねて示しました。