沖縄県 認証店で酒類提供認める “業界団体の意見踏まえ判断”

7日、沖縄県へのまん延防止等重点措置の適用が決まったことを受けて、県は感染対策の認証を受けた店で酒類の提供を認めるなどの対処方針を決めました。これについて玉城知事は、業界団体の意見を踏まえて総合的に判断したという認識を示しました。

政府は7日、新型コロナウイルス対策の基本的対処方針を変更し、重点措置が適用された地域では、認証店に対しても都道府県知事が酒類の提供を停止できるようにすることなどを盛り込みました。

一方、沖縄県は7日に決定した県の対処方針で、感染対策の認証を受けた飲食店では午後9時までの時短営業を求めていますが、営業時間中の酒類の提供を認めています。

玉城知事は記者会見で、酒類の提供を認めたことについて「『認証店で酒類の提供ができないのは非常に厳しい』という意見などを拝聴し、総合的に判断した」と述べ、業界団体の意見を踏まえて判断したという認識を示しました。

また、8日以降、複数の自治体で予定されている成人式について、玉城知事は「できることであれば中止ではなく延期という形で、できるだけ感染防止対策に協力をしていただきたい」と述べ、式典を開催する場合には、参加する新成人や主催する自治体の関係者に対し、抗原検査の実施など感染対策を徹底するよう呼びかけました。