インド 新型コロナ感染再拡大 1日の新規感染者10万人超える

インドでは、12月末以降、新型コロナウイルスの感染が急拡大していて、1日あたりの感染者数は7日、11万7000人余りと10万人を超えました。
インド政府は水際対策を強化するため、日本を含むすべての国と地域から入国する人を対象に7日間の自主隔離を義務づけると発表しました。

インド政府は7日、新型コロナウイルスの1日あたりの新たな感染者が11万7100人に上ったと発表しました。

新規の感染者数が10万人を超えたのは去年6月以来です。

インドでは、去年5月に1日あたりの感染者数が40万人を超える爆発的な感染拡大が起きたあと、減少傾向をたどって1万人以下にまで減りました。

しかし、先月末以降、首都ニューデリーや商業都市ムンバイなど大都市を中心に感染が再び急拡大しています。

また、変異ウイルスのオミクロン株の感染も相次いでいて、その数はこれまでに3000人余りに上っています。

このため、多くの州で夜間の外出が禁止されていて、ニューデリーでは、今週から週末に限り、医療従事者などを除いて日中も外出を禁じる措置がとられます。

また、インドへの投資を誘致するため来週開かれる予定だった国際的なイベントの延期が決まりました。

さらにインド政府は、水際対策を強化するため、来週11日以降、日本を含むすべての国と地域から入国する人を対象に、7日間の自主隔離を義務づけると発表しました。