米軍横田基地で感染者数急増 周辺自治体など防止措置を要請

東京のアメリカ軍横田基地で新型コロナウイルスの感染者数が急増しているとして、東京都と基地周辺の自治体でつくる協議会は、アメリカ軍などに対し感染拡大を防ぐ措置を講じるよう要請しました。

在日アメリカ軍によりますと、6日時点での横田基地の新型コロナウイルスの感染者数は85人で、先月28日の24人の3.5倍となっています。

都と基地周辺の6つの市と町でつくる協議会は、感染者数が急増しているとして、7日に横田基地や防衛省などに対し、感染拡大を防ぐための万全な措置を講じるよう要請しました。

この中では「他県では、感染が確認された基地関係者から市中感染が拡大している可能性が指摘されている」として、海外から到着した人員は、検査で陰性が確認されるまで自宅などに待機させることや、当分の間、関係者の基地からの外出を必要最小限にすることなどを求めています。

協議会は「具体的で細かな対策の要請が必要だと判断した。今後も感染状況を見ながら対応を検討していく」としています。