熊本県 オミクロン株 3人感染確認 県内で初

熊本県などは、熊本市の1人と荒尾市の2人の合わせて3人が、新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。県内で「オミクロン株」の感染が確認されたのは初めてです。

感染がわかったのは、熊本市に住む20代の男性のほか、いずれも荒尾市に住む30代の男性と20代の女性の、合わせて3人です。

県などによりますと、3人は今月4日に新型コロナウイルスへの感染がわかり、詳しい解析を進めた結果、7日、オミクロン株に感染していることが確認されたということです。

いずれも現在、入院していて、症状は軽いということです。

県などによりますと、熊本市の男性は先月26日から今月1日にかけて、旅行で東京都や大阪府、広島県を訪れていたほか、荒尾市の男女2人も先月25日から今月2日にかけて京都府と大阪府に滞在していて、いずれもこれらの地域で感染したとみられるということです。

荒尾市の2人は2回のワクチン接種を受けていたということですが、熊本市の男性について市は本人の意向で接種の有無は明らかにできないとしています。

県や熊本市は「オミクロン株であってもマスクの着用や手洗いなどは有効なため、引き続き基本的な感染対策をお願いしたい」と呼びかけています。