米連邦議会乱入から1年 議会前で数百人が民主主義の大切さ訴え

アメリカの連邦議会に、トランプ前大統領の支持者らが乱入した事件から1年となった6日、首都ワシントンでは、民主主義の大切さを訴える集会が開かれました。一方で、事件を正当化するトランプ氏の支持者らによる集会も行われるなど、社会の分断が改めて浮き彫りとなりました。

アメリカ連邦議会への乱入事件は、大統領選挙の結果の確定作業を妨害しようとしたとして、民主主義のもろさを露呈したとも受け止められています。

事件から1年となった6日、議会内で演説したバイデン大統領は「民主主義の、のど元に短剣が突きつけられた」と表現し、非難しました。

6日夜、ワシントンの議会前の広場には数百人の市民が集まり、ろうそくに火をともして民主主義の大切さを改めて訴えました。

参加した60代の女性は「アメリカの民主主義の象徴とも言える場所で暴動が起きたのは恐ろしいことだ。国民の結束のためには双方が歩み寄る必要があるが、話すらできない状況では難しい」と話していました。
一方、ワシントン市内にある刑務所の前では、トランプ氏の支持者ら数十人が集会を開き、アメリカ国歌を歌うなどして事件に関与したことで収監されている受刑者などへの連帯を示しました。

参加した50代の女性は「大統領選挙では不正が行われたと思う。トランプ氏が築いた政策や考え方は2022年も続いてほしい」と話していました。

事件から1年がたち、アメリカ社会の分断の深刻さが改めて浮き彫りとなった形です。