感染拡大の沖縄 県立学校で分散登校始まる

沖縄県で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、7日、県立学校で分散登校が始まりました。

那覇市にある県立小禄高校は、生徒を2つのグループに分けて1日ごとに登校させる措置を取り、7日は午前8時ごろから生徒が登校する姿が見られました。

高校によりますと、登校しない生徒たちはインターネットを使って課題の指示を受けたり、授業のライブ配信を見たりして自宅で学習するということです。

県立小禄高校の新垣勇人教諭は「急に感染が拡大して分散登校が決まったので、まだ十分に準備ができていないのが実情だが、生徒の学びを止めないためにやれることからやっていきたい」と話していました。

沖縄県教育委員会によりますと、県立学校の中学校3校、高校59校、特別支援学校21校が分散登校の対象で、部活動も6日から当面、原則中止になっています。

一方、那覇市と石垣市の2つの県立学校では職員が感染し、濃厚接触者の検査を行うため、6日と7日は臨時休校になっているということです。

また、沖縄県では、市町村立の小中学校でも臨時休校や分散登校を行う動きが出ています。