長野県 オミクロン株感染計8人に 県独自の警戒レベル引き上げ

長野県は、県内で新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染者が新たに2人確認されたと発表し、これで県内で確認されたオミクロン株の感染者は合わせて8人になりました。また、県独自の感染警戒レベルを佐久地域で「4」に、それ以外の地域で「3」に引き上げ、感染防止対策の徹底を呼びかけています。

これは阿部知事が記者会見を開いて明らかにしました。

それによりますと、新たに県内でオミクロン株の感染が確認されたのは県外に住む20代の男性と県内に住む20代の男性です。

2人に接触はなく、いずれも軽症で現在、医療機関に入院しているということですが、直近に海外への渡航歴がないということで、保健所が感染経路や濃厚接触した人の特定を進めています。

これで長野市が発表した6人と合わせて、県内で確認されたオミクロン株の感染者は合わせて8人となりました。

このため県では7日から今月末まで、無症状でも感染に不安があり、希望する県民を対象に無料で新型コロナの検査を行うと発表しました。

検査は事前に登録された県内の医療機関や薬局など73か所で受けられるということです。

また新たな感染者が急増していることなどから、県独自の感染警戒レベルを6段階のうち佐久地域で「4」に、それ以外の地域で「3」に6日から引き上げると発表しました。

阿部知事は「オミクロン株の感染者は市中感染の可能性がある。第6波が到来したということで改めて気を引き締めて、早め早めの対応をしていきたい」と話していました。