後藤厚労相「オミクロン株への置き換わりで感染急拡大を覚悟」

後藤厚生労働大臣は専門家会合で「オミクロン株はおよそ8割の都道府県で感染が確認されており、海外渡航歴がなく感染経路不明の事案が継続して発生している地域や、デルタ株からの置き換わりが進んでいる地域もあることを踏まえると、今後、感染拡大が急速に進むことを覚悟しなければならない」と述べました。

そのうえで「オミクロン株の感染力や重症化リスクなどに関する科学的知見を収集しつつ、自治体や医療関係者と一体となって、地域の保健医療体制をしっかりと稼働させ、国内の感染拡大に対応すべく全力を尽くしていく」と述べました。

そして後藤大臣は「国民の皆様には改めてマスクの着用、手洗い、3密の回避などの、基本的な感染防止策の徹底を心がけてほしい。少しでも具合が悪い場合には外出を控え、医療機関の受診や検査をお勧めする」と呼びかけました。