政府 沖縄 山口 広島に「まん延防止」検討 首相が詰めの協議

新型コロナウイルス対策で政府は、沖縄、山口、広島の3県にまん延防止等重点措置を適用する方向で検討を進めています。
岸田総理大臣は6日午後6時ごろから関係閣僚と会談し、重点措置の適用に向けて詰めの協議を行ったものとみられます。

新型コロナの新たな感染者が各地で急速に増加する中、岸田総理大臣は6日午後6時ごろから総理大臣官邸で後藤厚生労働大臣や山際新型コロナ対策担当大臣ら関係閣僚と会談しました。

会談では、沖縄で6日、新たな感染確認が981人と去年8月25日の809人を上回り過去最多を更新したことや、アメリカ軍岩国基地がある山口県東部の岩国市を中心に、山口県や隣接する広島県で感染が急激に拡大している状況などを踏まえ、沖縄、山口、広島の3県への「まん延防止等重点措置」の適用に向けて詰めの協議を行ったものとみられます。

そして政府の方針が固まれば、7日、感染症などの専門家でつくる「基本的対処方針分科会」に諮ったうえで、対策本部で正式に決定することにしています。