宮城県 オミクロン株 県内初 1人感染確認 市中感染の疑い

宮城県と仙台市は6日、新たに12人の新型コロナウイルスの感染確認と新たなクラスターが発生したと発表しました。

また仙台市は、新たな変異ウイルス、オミクロン株への感染が確認されたと発表しました。宮城県内での確認はこれが初めてです。

新たに感染が確認されたのは、仙台市で6人、加美町で3人、涌谷町で1人、県外で2人の合わせて12人です。

新たな感染者の数がふた桁となるのは、去年9月30日以来となります。

年代別では
▽10歳未満が3人、
▽10代が1人、
▽20代が2人、
▽30代が1人、
▽40代が2人、
▽50代が2人、
▽80代が1人となっています。

また、県は、大崎市の飲食店と娯楽施設で新たに感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

県内でのクラスターの発生は去年の9月28日以来です。

さらに仙台市は5日、オミクロン株に感染している疑いがあると発表した1人についてゲノム解析を進めた結果、6日、オミクロン株への感染が確認されたと発表しました。

宮城県内でのオミクロン株の感染確認は初めてです。

仙台市によりますと、この1人は、県外に住んでいる人との接触はありますが、接触した人が陽性患者かどうか確認されていないため感染経路は不明で、仙台市は市中感染の疑いがあるとしています。

このほか県と仙台市は、6日も新たに5人がオミクロン株への感染の疑いがあるとしていて、これまでにオミクロン株への感染の疑いがある人は9人となっています。

また、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」は、4日の時点で3.81で、感染が拡大する目安とされる1を大幅に上回っています。

宮城県では感染の再拡大を防ぐため基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

県内の感染者の累計は1万6318人となりました。