大阪府 コロナ 新たに505人感染確認 500人超は去年9月23日以来

大阪府は6日、新たに505人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

5日と比べて2倍余りとなり、一日の感染者数の発表が500人を超えるのは、去年9月23日以来です。

これで、大阪府内の感染者の累計は20万4869人となりました。

一方、6日時点で大阪府内で入院している重症の患者は1人となっています。

吉村知事 現時点では「まん延防止等重点措置」要請せず

大阪府の吉村知事は6日の記者会見で、今後も感染拡大の傾向が続くとして、病床確保計画のレベルを大幅に引き上げることを明らかにしました。

一方、病床の使用率などは基準に達していないとして、現時点では、まん延防止等重点措置の適用などは要請しない考えを示しました。

吉村知事は「オミクロン株の感染力は強く、今後も拡大の傾向が続くと思われる」と述べました。

そのうえで、5段階のレベルを設けている軽症と中等症の患者の病床確保計画を、最も低い「フェーズ1」から上から2番目の「フェーズ4」まで一気に引き上げ、今の運用病床より700床余り多い2700床を確保することを明らかにしました。

一方、まん延防止等重点措置の適用を要請するかどうかについて、吉村知事は「現時点では病床使用率などの基準には達していない。基準に照らし合わせながら、適切な時期に適切な判断をしたい」と述べ、現時点では要請しない考えを示しました。

大阪府は、感染状況などを示す独自の基準「大阪モデル」が警戒を示す「黄色」になる場合に対策本部会議を開き、政府に重点措置の適用などを要請するかどうかや今後の対策について検討する方針です。